道竅談 李涵虚(89)第十章 精、気、神を養う

道竅談 李涵虚(89)第十章 精、気、神を養う
つまりこれは逆の道なのである。「逆」の道は精から始め、「順」の道は神から始める。これらにはそれぞれ求められるべき妙があり、互いに相反するものではない。「逆」を修して元精を開くには、先ずは(意識が乱れないようにする)凝神を行わなければならない。凝神をすれば(気が集まる)聚気となる。聚気となれば精が生じる。
〈補注〉元精とは先天の精のことである。「逆」修の道は煉精化気から始まり煉気化神となり煉神還虚と進むが、この段階で「虚」とあるのが先天に入るということである。そのため元精と「虚」とは同じ先天を意味することになる。そうであるから煉神化元精ということもできよう。そして煉元精化元気、煉元気化元神なる階梯を想定することも不可能ではないようにも思えるが、先天に属するこれらはすべて「虚」のものであるから、これを煉ったり、化したり、段階を設けたりすることはできないわけで「元精」に還った時点で「元気」「元神」も等しく開くことになる。また「順」を修する道では、後天と先天の区別をあまり重視することがない。