道竅談 李涵虚(99)第十一章 五関を煉る

道竅談 李涵虚(99)第十一章 五関を煉る
〈本文〉
丹法は煉精、煉気、煉神をして三関とする。そしてその修練を究めるのである。しかし、それだけではない。層次はそれだけではないのである。三つの関では階梯のすべてを尽くしていない憂いがある。今、試みにそれを述べてみよう。
首関は「煉精」で必ず(肉体である)鼎器を用いなければならない。(先天の気である)元黄と(後天の気である肉体を)合わせて交わりを持つのである。(太陽に住む烏である)金烏と化して飛び上がるのである。つまり「精が気と化する」わけである。
次の関は「煉気」で必ず(坎と離の交わりである)子午を明らかにし、坎の中の陽を抽出して、離の中の陰を補う。つまり「気が神と化する」のである。
築基と還丹のすべてはこれらの功法となる。特に薬物、炉鼎には大小があるが、それらは同じというわけではない。
〈補注〉煉精(化気)では肉体がベースとなる。精とは肉体のエネルギーのことである。それが先天の気と一体となる、つまり心が鎮まることで先天、後天の気の交流が生まれ始める。「金烏」とは太陽黒点のことで、太陽=陽の中の烏=陰とする。つまり陰陽の合一のことをいっている。金烏と共にいわれるのが玉兎でこれは月に住む兎、ということになる。
煉気(化神)は坎離の交わりとする。坎は「陰陽陰」で、離は「陽陰陽」となり、坎(腎)の一陽と、離(心)の一陰が交替することで坎は坤(陰陰陰=純陰)となり、離は乾(陽陽陽=純陽)となる。これは周天とも称される。

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