滋味を知る(十月丹成章第九 その3)

「胡さかんにして、宝おおきく、鍾乳、珊瑚たる」

「胡」には「長寿」という意味がある。

純陽を得ることができれば、長生きをして、多くの宝を得ることができる、というのである。

これは長い年月をかけて、なった美しい鍾乳石や珊瑚のようなものである、とする。

太極拳や八卦拳も同じで、長く練ることが重要である。

十年くらい練れば、その人にしかない味が出てくる。

そして、自らも、えも言えないような味を知るであろう。これが「滋味」である。

「滋味」を知れば、拳を練ることが限りなく楽しくなる。