丹の徳(妙香並済章第十 その3)

「祖玄は解脱し、後裔は蕃昌す」

これは、簡単にいうなら先祖は、穢れた死者の世界から解脱して極楽に行き、子孫は繁栄する、ということである。

自分が、丹を得たならば、先祖や子孫にまで良い影響を及ぼすことが可能となるのである。

これは、丹を得た人の行為が、徳のあるものとなっているからである。

「先祖」や「子孫」で言いたいのは、感謝と思いやりである。

先祖に感謝し、子孫を思いやる。

こうした気持ちを、いろいろな場面で働かせることのできる人が、丹を得た人なのである。