虚への悟り(接気生神章第七 その5)

「窓塵飛びて虚たれば、寿算は計りなし」

「窓」ととは、内と外の通じるところである。

これは神仙道では「玄関」ということもある。

日本では「玄関」というと、家の出入り口の意味になるが、中国では「玄なる関(せき)」の意味で使われる。

「玄関」は、特定の部位を指定することはできない。

実と虚の交わり、通じ合うところなのである。

虚の世界への悟りを得れば、長生きもできる、というのである。

この世は、実と虚の世界で成り立っている。

しかるに多くの人は、実に執して、自らの命を削ってしまっているのである。