道竅談 李涵虚(100)第十一章 五関を煉る

道竅談 李涵虚(100)第十一章 五関を煉る
煉神の道に入れば三関がある。
一つは「煉神了性」であり、一つは「煉神了命」、一つは「煉神還虚」となる。
「煉神了性」とは玉液煉己の道である。鉛が汞を伏して丹基を結ぶのである。内には真火があり、綿綿として絶えることがない。外には子午抽添が行われて、次第に凝となる。つまり汞を烹て陰砂とするのである。
〈補注〉「煉神了性」は鉛(心)が汞(腎)を制することをいう。「真火」は心の一陽である。これは心を鎮めることで活性化することになる。「子午抽添」の「子午」は心と腎のことで、「抽」は心(陰陽陰)の一陽(真火)を抽(ぬ)くことであり、「添」は腎(陽陰陽)にこの一陽を添えることである。そうなると自然に集中状態が得られる(凝)。「陰砂」は純陰となることである。これにより心は「陽陰陽」から「陽陽陽」となり、腎は「陰陽陰」が「陰陰陰」となる。これにより乾坤(純陽、純陰)が生ずることになる。この乾坤・天地は大宇宙としての乾坤・天地と対応しており、ここに宇宙と一体となることが可能となるとする。