道竅談 李涵虚(93)第十章 精、気、神を養う

道竅談 李涵虚(93)第十章 精、気、神を養う
すばらしい陶仙人(陶弘景)が言われたことに「内を知って外を知らないのでは、関竅を通すことはできない。外を収めて、内を収めないのでは根源を固めることはできない」と。これをよく体得することができれば、精、気、神が互いに相関係して養い合っていることの妙を知ることができるであろう。
〈補注〉後天と先天とは一つのものでこれを切り離すことはできない。「逆」の修行は後天と先天を分けて、後天から先天に入るとするが、「順」の修行は先天、後天がひとつになっている天地自然の状態そのままにして後天と先天のバランスを保とうとする。瞑想の修行は「逆」で、武術などは「順」の修行ということができようか。「逆」の修行はそれぞれの段階が明確であるが、「順」では必ずしもそうではない。長く修行をするには修行における楽しみを見出すまでが重要であるが、それまで継続できる動機を得るのに瞑想のような方法であれば「逆」が適切であるし、武術のような覚えることの多いものは「順」の方が良いであろう。修行の方法は自分自身の心身の状態に応じて選ぶのが良い。