先天と後天・上(点化分胎章第八 その5)

この章は「化を点じ、胎を分つ」について論じている。

「化」が生じることで、丹(変容)の基盤となる「胎」が生じるのである。

「化」とは、後天から先天への変化である。

20世紀初頭の中国武術界では、あまりに套路に偏重する傾向に批判的である武術家が出た。

その代表が孫禄堂と王向斉である。

それまでも、増えすぎた套路への改革の必要なことが説かれることはあった。

そこで考えられたのが、必要なものだけを抽出する、という適要拳の考え方である。

鄭子太極拳なども、ある意味では、楊家の適要拳とすることができる。

しかし、孫禄堂や王向斉が考えたのは、たんに套路から重要な動きを抜き出すことではなかった。