主体的である(服食登真章第十二 その2)

「形を飛(こ)え、宅を抜けば、隠顕干(おか)すことなし」

「形」とは肉体のことであり、「宅」とは家のことである。

ここでは、自分を守る小さな物的存在(肉体)と、やや大きな物的存在(家)が、ならべられている。

要は物的な束縛から逃れることができたならば、ということである。

隠顕は、陰陽といっても良いであろう。

すすれば、物的な変化に煩わされることがない、というのである。

葛玄は「隠顕は、測(はか)りがたし」という。

自分の将来が、どうなる、というようなことに思い煩わないで、生きるのが、『7つの習慣』の第一の習慣である「主体的である」ということなのである。