正道を歩む(妙香並済章第十 その5)

「返魂は立ち起こり、白昼に昇天す」

返魂とは、死者の魂が、この世に立ち現れることである。

丹が成ったならば、死んだ者でさえも、仙人となって白日に昇天する、というのである。

葛玄は言う。

「惜しきや、世人の功の微にして、行の浅きは」

大変に惜しいことに、人びとの功徳は少なく、浅はかな行動をするばかりである、と歎いているのである。

そして、「攻むるや、異端なるを」とも言う。

丹は正道を歩まなければ、けっして得ることはできない。

これは実に簡単であるが、ともすれば人は「異端」を好むのである。