運命を変える(妙香並済章第十 その4)

「ともに、この香を聞きて、普く災ケンを釈(と)く」

天香をかいで、災もケンも、同じく「わざわい」のことである。

丹がなれば、不運からも逃れることができる。

いうならば運命を好転させる、ということである。

葛玄は、こうした丹の徳を「無量功徳」としている。

限りなく良いことがある、というのである。

少しでも、「無量功徳」を気にして拳を練れば、その得られるものは、飛躍的におおきくなることであろう。