呼吸を開く(金鼎通玄章第十 その2)

「鼎化して庚となる。種化して仙葩(せんは)となる」

庚(かのえ)は、五行で「金」である。これと、水と出会うことで、丹が生まれる。土(鼎)から金、水と相生の連鎖が生まれるのである。

「金」は肺で、「水」は腎である。つまり呼吸と生命力が、活性化されることが、重要なわけである。

「葩」は、花びらのことで、「仙葩」は、仙界に咲く花のことである。

つまり、鼎である身体が化して、金丹を煉ることのできる「神室」となる、ということである。

「種化して」も同様で、凡なる「種」が化して、仙なる「種」となる、ということである。

「鼎」としての人体を開くには、まず呼吸が整えられなければならない。

ために形意拳では、始めに肺を開く。

八卦拳では、心を第一として、肺はその次であるが、これは心に静を得なければ、肺を開いても、充分ではない、と考えるからである。